てんかん治療薬の1つ、テグレトールについて

テグレトールは、てんかんやてんかんに伴って起こる精神障害に処方される薬です。
応用可能な面があり、躁病や躁うつ病のうち躁状態、三叉神経痛に対しても処方しています。
主成分はカルバマゼピンで、成人であれば1日200~400mgを1回もしくは2回に分けて服用します。
その後の経過観察をして最大で1日1,200mgまで使用できるでしょう。
テグレトール1錠100mgなら、1錠の中に主要成分のカルバマゼピンが100mg含有しているので、1日分2錠~4錠から処方され、最大で12錠までと考えればわかりやすいです。

処方前に医師から既往歴や処方歴の確認を受けますので、心不全などの心疾患、排尿困難な人や肝臓・腎臓障害がある人、甲状腺ホルモン機能低下がある人は医師に申告しましょう。
併用禁忌といって、一緒に使用してはいけない医薬品があるのでタダラフィル、ポリコナゾールなどを飲んでいる人は必ず報告すると安心です。
併用する際に注意する医薬品に関しても、お薬手帳などの提示をするように心がけましょう。

また、テグレトールには副作用があります。
副作用の調査を行った1,613例のうち38.1%に当たる614例で1,282件の副作用があったと報告されています。
内訳は、眠気が13.8%、めまいが9.1%、ふらつきが8.5%、倦怠感や疲労感が3.5%、脱力感は3.1%、発疹が2.9%と続きました。
人によって感じる程度は異なるので、服用開始後に体の変化があれば、かかりつけ医に相談すると良いでしょう。

他の副作用には光過敏症や色素沈着、頻尿、注意力低下などが挙げられています。
頻度不明の副作用もありますが、ほとんどは0.1~5%未満程度の確率だと考えて構いません。
定期健診を受けながら使用する医薬品なので、通院の際に医師の指示に従えば問題ないでしょう。
もちろん、処方薬なので医師から指示された用法と用量を厳守して服用するのが、テグレトールでも基本の考え方です。

テグレトールを飲んだ後効果が出るまではどれくらい?

効果の期待できるテグレトールですが、実際にはどのタイミングで効果が実感できるのか、テグレトールの効果の発現時間についてはどうなのでしょうか。

主成分であるカルバマゼピンは、消化管から比較的穏やかに吸収されます。
初めて飲んだときは4~24時間後に血液の中での濃度が高くなるので、そのタイミングで効果を感じ始める人が多いでしょう。
飲んでから36時間経過すると、効果が薄れる「半減期」を迎えるので、用量を守って継続的に使用する薬だと考えてください。
飲み始めから10日間程度は、高い効果を感じる人が多いと言われています。
服用日数が長くなると、人によって体の反応が異なりますが、医師と相談しながら処方量の再検討が必要でしょう。

ただし、6~13歳の小児は薬の代謝力が大人よりも低いので、血液の中での濃度が上がるには、多少の時間がかかるのが一般的です。
代謝とは、薬を吸収して体の中で成分が効果を発揮するまでの一連の流れのことで、子供の未発達な体では大人と同じようにできず発現時間に差が出ます。

以上のことから、テグレトールは即効性はあまり期待できないかもしれませんが、継続的に使用することで症状の緩和・改善に役立つことがわかります。
効果がすぐに出ないと医薬品の服用を中止する人がいますが、テグレトールはつづけた方が症状を落ち着けて、生活の質を向上させることに繋がるでしょう。

医薬品としての副作用の可能性は否定できないので、通院しながら飲んでいれば、デメリットも減らせますし安心して続けられるでしょう。
過剰に摂取することで効果が強くなるということはありません。
安心して服用するためにも用量を厳守し、安全に使用するように注意しましょう。